胃炎に効果的な梅干しの摂り方
みぞおちの辺りがキリキリと激しく痛むとき、胃炎の可能性があります。すぐに痛みを抑えたい! 痛むときはどうしたらいいのか? 胃炎の症状を詳しく解説、その痛みや症状を緩和する方法を一緒にみていきましょう。どんな方法に効果があるのでしょうか。
【胃炎の症状に効果的な食材】
胃炎は胃の粘膜が荒れて炎症を起こした状態で、急激に症状がでた急性と、数カ月〜何年かかけて悪化してきた慢性があります。偏った食事や暴飲暴食、不規則な生活習慣やストレスが原因となって引き起こすことがほとんどです。
胃炎になると、吐き気や胸焼け、腹痛や発熱があり、人によってはめまいや味覚障害なども起こります。これらの症状の治療には、薬物療法や食事療法がもちいられます。その他には規則正しい生活習慣を送るように改善したり、ストレスを溜めないようにするための心のケアも必要な場合がありますが、今回はその中でも食事についてお話しします。
胃に優しい食材で良く知られているのは乳製品でしょう。ヨーグルトなどの乳製品は胃の粘膜を保護する働きがあります。そのほかには豆腐などの発酵食品やキャベツなどの葉野菜がおすすめです。発酵食品は胃腸の調子を整えます。野菜の中でも、根菜のように線維が多くない葉野菜は消化に時間がかからないので、胃の負担が少なく済みますし、特にキャベツは胃薬に使われる成分も含まれています。
スポンサーリンク【梅干しの効果を最大限引き出す摂り方は】
先ほどお伝えした、胃に優しい食材のほかにおすすめしたいのが「梅干し」で、胃炎などで弱った胃を元気にする効果があります。その効果を、代表的な症状や原因と照らし合わせてみていきましょう。食べ物を消化する機能が弱まることで胃に負担をかけてしまうのですが、梅干しに含まれるクエン酸が消化を助けてくれるので、負担を軽減してくれます。ピロリ菌が原因でおきる腹痛には、ピロリ菌の働きを止めるシガレシノールという成分が効果を発揮します。
ただ、万能に見える梅干しも食べるのに何点か注意が必要です。まず、この食品自体に非常に高い塩分が含まれていので、そのまま何個も食べると塩分の摂り過ぎになります。そこでおすすめなのが、梅干しをお茶や白湯に入れて食べる方法です。梅干しと温かいお茶などの効果で胃を優しくケアします。そして、次の症状の人は梅干しを避ける方が良いです。「空腹時に腹痛が起きる」「ゲップがよくでる」「逆流性食道炎の疑いがある」場合です。胃酸過多の可能性があるので、胃酸の分泌を促す効果のある梅干しを食べると、さらに胃痛が激しくなる可能性があるので、注意してください。
梅干しには胃炎で弱った胃に、優しく働く効果があることがわかりました。胃の痛みを感じた時は、ぜひ活用してみてください。食品でのケアと合わせて、生活習慣の見直しやストレスを発散する方法を見つけるなど、胃に優しく過ごせるように心がけていきましょう。
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