ピロリ菌 除菌後 萎縮性胃炎

ピロリ菌除菌後に萎縮性胃炎は改善する??

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ピロリ菌は胃の中に住み着き悪さを働く細菌です。
昔は、細菌は胃の中に住み着くことは出来ないと考えられてきましたので、発見されたのは割と最近のことです。
胃の中というのは強い酸性になっています。
それは金属をも溶かしてしまうほどと言われているほどですので細菌が住み着くことは本来であれば出来ませんが、この菌だけは生息することが出来ます。
その理由をかんたんに説明すると胃の中の胃酸を中和するためにウレアーゼという酵素を出します。
そして中和するとアンモニアが生成されますので、アンモニアをバリアのように身体を覆うことによって生息しています。
このアンモニアが悪影響を及ぼし胃の粘膜を傷つけてしまいます。
それによって胃粘膜に炎症が起こりますので、繰り返していると慢性胃炎となってしまいます。
この状態が続いてしまうと胃酸を分泌する胃腺が縮小してしまい胃の粘膜が薄くなり萎縮してしまいます。
その状態のことを萎縮性胃炎といいます。

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この状態になってしまうと胃の中では萎縮が起きていますので通常がピンク色をしていますがくすんできます。
また血管も透けて見えてしまうほど粘膜が薄くなってしまいます。
慢性胃炎になる原因はピロリ菌がほとんどで、放置してしまうと萎縮性胃炎を発症し、さらには胃がんに進行してしまうことがあります。
そのためピロリ菌に感染していると胃がんになるリスクは20倍にも跳ね上がると言われていますので注意が必要です。
除菌後に萎縮性胃炎になる可能性は低いと考えられます。
また感染しているからといってすべての人が胃炎を発症するわけではありません。
生活習慣の乱れやストレスが原因となって起こると考えられています。
萎縮性を発症している場合には除菌後は改善していくこともありますので、まずは除菌を行いましょう。
胃に負担となる食事や生活は避けるようにして定期的な検査を受けることも重要です。
胃癌は早期発見で治療することは可能ですので健康診断などを受けるようにしましょう。

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