ピロリ菌 除菌後 下痢　続く　原因

ピロリ菌に感染している場合には胃痛などの症状が起こる可能性があります。
この症状が続いてしまった場合には慢性胃炎を発症することがあり、さらには萎縮性胃炎、胃がんと発展してしまうことがあります。
そのため胃炎などを発症している場合には除菌を行っていきます。
除菌は薬を３種類服用して行います。
抗生物質を２種類、胃酸を抑制するものを１種類、合計３種類の薬を服用して除菌します。
ただし成功する確率は１００％ではありません。
１回目で成功する確率は７０〜８０％ほどで２回目だと９５％です。
この数値を見ると多くの場合には２回目の除菌で成功することがほとんどだと考えられます。
除菌後に下痢が続く原因はどのようなことが考えられるのでしょうか？？
また他の症状についてもお話していきましょう。
「下痢や軟便」
薬の副作用はほとんどないと言われていますが、服用してるとこの症状が現れることがあります。
これは腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れることによって起こります。

薬の作用によって胃酸の分泌が抑制されていますので消化不良を起こしている場合もありますが、これは薬が効いているとも考えられます。
しかし症状がひどい場合や続く場合には医師へと相談しましょう。
「味覚障害」
マクロライド系の薬を服用して際に起こる症状で、食べ物の味を感じなくなります。
金属を噛んでいるような味になってしまうことが多いです。
「発疹や蕁麻疹」
皮膚に異常が出ている場合には注意が必要です。
薬が原因となってアレルギー症状の場合もありますので医師に相談するようにしてください。
「逆流性食道炎」
除菌後に発症することがあります。
除菌中は胃酸を抑制していましたが通常の状態へ戻ったことによって一時的に胃酸の分泌が増えることがあります。
そうなった場合には食道に負担がかかってしまうことがあります。

このように薬を服用している途中や除菌後に何らかの症状が出ることがありますので、症状が出た場合や続く場合には医師へと相談するようにしてください。