ピロリ菌除菌後におならは減る?増える?―原因解説―
ピロリ菌に感染していると胃酸の分泌が少なくなると言われています。
これはウレアーゼという酵素を出すことによって胃の中で済むことが出来るようになっていますがその際に生成されるアンモニアの影響によって胃酸が中和され胃の中が荒れるということがあります。
これが原因となって起こる病気が慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍です。
また胃がんのリスクも上がると言われており細菌の中では癌に唯一関係している細菌となります。
胃の中でさまざまな影響を与えます。
除菌後におならはどうなるのでしょうか?減るのでしょうか?増えるのでしょうか?
今回はおならについてお話していきましょう。
おならというのは食事中に食べ物と一緒に入ってきた空気や胃腸の中で食べ物が消化される際に出来るガスで出来ています。
これが胃腸の中を巡って外へと排出されます。
基本的には生理現象になりますので健康な人でも出ます。
ピロリ菌に感染している場合には胃酸の分泌は少なくなりますので消化不良を起こしてしまいがちです。
その場合には消化不良を起こし胃腸の中で吸収されずに外へと排出されてしまったり腸の中にとどまってしまうこともあります。
下痢や便秘などがその症状になります。
その場合には胃腸の中は善玉菌が減り悪玉菌が増えてしまいます。
ピロリ菌に感染している場合にはおならが多くなる、臭くなる傾向にあると考えられます。
胃腸の中で消化されていない食べ物がガスを放出するからです。
しかし除菌後は胃腸のバランスが良くなりますので善玉菌が多くなりますのでおならの回数が減ったり匂いが無くなるということが考えられます。
このようにピロリ菌とおならの関係というのは直接的な関係性というのはありません。
ピロリ菌が胃腸のバランスを崩すことによって間接的におならの量や臭いが増えたりきつくなることがあります。
特に胃に住み着く菌ですので深く関係していると考えることが出来ます。
除菌を行い、腸内環境を整えましょう。
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