ピロリ菌 感染　太らない

ピロリ菌は胃の中に住む細菌です。
そのため胃に何らかの症状が起こります。
代表的な症状としては胃もたれや胃痛などの症状が挙げられます。
胃に関係している細菌となりますので体重にも影響がある可能性があります。
感染している場合には太らないのでしょうか？
詳しくお話していきましょう。

【ピロリ菌に感染していると太らない理由】
ピロリ菌に感染していると太らない可能性があります。
これはピロリ菌の生態に関係してきます。

「ピロリ菌は胃の中を傷つける」
ピロリ菌は胃の中に生息できる唯一の細菌です。
胃の中には胃酸が分泌されています。
胃酸というのは本来金属をも溶かすと言われています。
食べ物を溶かしたり、外から入ってきた細菌を殺菌する働きをしています。
しかしピロリ菌は身体の外側にバリアを張ることが出来ます。
これはウレアーゼという酵素で胃の中の尿素を分解しアンモニアを形成することによって身体の周りにアンモニアのバリアが出来上がります。
このアンモニアが胃の中を傷つけます。

胃が荒れていたり、炎症が起きている場合には食欲が減退してしまいがちです。
そのため、食べ物を摂取する量も少なくなりますので太らない原因となってしまうことがあります。

【ピロリ菌を除菌すれば太る？】
上述したように何らかの症状が出ている場合には太らないことがあります。
しかし、太らないのが体質の可能性もあります。
一概に太ると断定することは出来ませんが、ピロリ菌を除菌することによって胃の調子が上がることによって食欲が増えることがあります。
その場合には体重が増加することにつながると考えられます。

【除菌後に太らないようにするためには…】
やはり食べ過ぎないということが重要です。
ピロリ菌に感染しているときよりも胃の調子が上がって食欲が増進します。
腹八分目を心掛け、ゆっくりと食事を摂るようにしましょう。

【まとめ】
ピロリ菌は感染していても症状が出ない場合もあります。
体重との関係があるとは考えにくいですが、胃の調子が左右していることも完全に否定出来るわけではありません。
太らない場合にも、太ってしまう場合もまずは感染の有無を確認し対処を行いましょう。