ピロリ菌除菌は喫煙で失敗する原因となる??
ピロリ菌というのは正式にはヘリコバクター・ピロリと言います。
ヘリコ=ヘリコイド→螺旋形
バクター=バクテリア→細菌
ピロリ=胃の出口「幽門」
これらをとってヘリコバクター・ピロリと名付けられたと言われています。
多くの場合は子供の頃に感染し大人になってから慢性胃炎などを発症することがあります。
その原因はこの菌が胃の中で生息するには胃酸を分解しながら生息していますが、分解する際に出すアンモニアが悪影響を及ぼします。
胃の粘膜などを傷つけることによって慢性的に胃炎となり、症状が進行すると胃潰瘍や十二指腸潰瘍などを発症する原因となります。
慢性胃炎から萎縮性胃炎になってしまうと胃がんになることもありますので注意が必要です。
ただし感染している人が発症する割合というのは5%ほどですので発症しないという人も多いです。
しかし胃がんのリスクも20倍になるとも言われていますので除菌をすることは大切だと考えられます。
除菌の際に喫煙をすることは失敗する可能性が上がるのでしょうか??
これには喫煙が直接的な影響を与えるかどうかについては調査段階だと言えます。
病院で薬をもらう際にはアルコールは控えるようにと言われると思いますがタバコを控えるようにと言われることは少ないと思います。
それは確定的に影響を与える要因というのはないからです。
しかし喫煙は胃に負担となりますので除菌が失敗してしまうことは十分に考えられます。
薬で抗生物質の効き目をよくするために胃酸の分泌を抑える薬も処方されます。
そのため胃に負担がかかってしまうことは避けるようにしましょう。
飲酒も同様です。
薬を飲んでいるときに飲酒をするということは危険です。
どんな薬にも言えることですが飲酒は悪影響しかありません。
アルコールやタバコは除菌中に避けることによって成功確率は上がると研究結果も出ていますので避けるのが無難です。
失敗した場合には2回目を行います。
およそ1週間ほどの期間ですのでその間は我慢するようにしましょう。