ピロリ菌 検査 食事制限

ピロリ菌検査では食事制限がかかる!その理由とは?

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ピロリ菌というのは胃の中に唯一住むことのできる細菌です。
金属を溶かしてしまうほどの強い酸である胃酸がある胃の中で生きれる理由はこの菌が出すウレアーゼという酵素が関係しています。

 

ウレアーゼによって胃酸を中和してアンモニアを生成し、体の外にバリアのようなものができます。
それによって胃酸に溶かされることなく住むことができます。

 

その検査方法にはいくつか存在します。
胃カメラを使用して行うものと使用しないものに分けることができます。

 

【その際に食事制限を行うことがあるのでしょうか??】

 

その検査方法というのは尿素呼気試験と言われるものです。
その名のとおり息を調べることによってピロリ菌の有無を調べます。
その方法はまずは尿素成分がある薬を飲みます。
およそ20分程度待ったあとに息の成分を調べます。

 

上述したようにウレアーゼという酵素を菌が分泌をしますが、この酵素が胃を痛めることによって胃炎の原因となります。
ウレアーゼと尿素が混ざることによってアンモニアと二酸化炭素に分かれます。

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この二酸化炭素を詳しく調べます。
アンモニアと二酸化炭素に分かれたのちにピロリ菌が存在しているとC−13という炭素をもった二酸化炭素が呼吸で出てくることになります。
通常よりも多く出てきた場合には感染の有無を調べることができます。

 

これには食事制限が必要です。
なぜなら食べ物によっては試験で使う薬と同じような成分が含まれているものがあるからです。

 

特に注意するべき食べ物…パイナップル、とうもろこし、豚肉、鶏肉、卵など

 

これらのものは特に影響が出ると言われています。
尿素呼気試験では食事制限をかけて胃の中の内容物をできるだけなくしてから行います。
朝ご飯を食べたら昼過ぎから行うなど結果を正確に判断するには必要となります。

 

尿素呼気試験を受ける場合には医師から指示が出るかと思いますので指示に従いましょう。
また他の検査でも必要なこともありますのでその場合も医師の指示に従ってください。

 

 

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