ピロリ菌は熱に弱いのか!?/感染源と殺菌方法について
ピロリ菌に感染している人は比較的多いです。
特に50代以上の年代に感染が多い傾向があります。
これは井戸水からの感染が原因であることがほとんどです。
井戸水などは沸騰させれば殺菌できるのでしょうか?ピロリ菌は熱に弱いのでしょうか?
そこを詳しくお話していきましょう。
【ピロリ菌の感染原因】
ピロリ菌は比較的最近発見された細菌です。
正式にはヘリコバクターピロリと言われ、1983年に発見された細菌です。
人間の胃の中に住み着くことが出来るのはピロリ菌のみとなります。
感染していると慢性胃炎や胃潰瘍、胃がんのリスクが上がります。
胃潰瘍はストレスが原因であると考えられていましたが、最近ではピロリ菌の影響の方が強いという研究結果も出ています。
上述したように主な感染原因は井戸水や泥水などの生水です。
50代以上の年齢で感染が多く確認されていますが、これは現代の水道が整備されていない時代に幼少期を育った年代の人たちです。
現在、日本の水道水の安全性は世界でもトップレベルです。
そのため、若年層での感染率は比較的低くなっています。
また、人から人への感染はほとんどありません。
ただし、幼児への口移しで食べ物を与えるなど、経口感染する可能性はゼロではありません。
感染するリスクは低いと考えられていますが注意しましょう。
【ピロリ菌は熱に弱い!】
生水から感染しますので熱で殺菌することによって安全に摂取することが出来ます。
ピロリ菌は熱に弱いです。
どれだけ弱いのかは75度以上で1分加熱することによって殺菌できると言われています。
要するに沸騰させてしまえば問題ないと考えられます。
通常の細菌は酢で殺菌できるものもありますが、ピロリ菌は出来ません。
熱で殺菌してしまいましょう。
【まとめ】
ピロリ菌の感染は井戸水などからのことがほとんどです。
熱に弱いですので沸騰させてしまえば殺菌できると考えられます。
感染してしまうと必ず症状が出ることはありませんが、リスクは上がりますのでしっかりと対処しましょう。