ピロリ菌の薬を飲む時間は一定が良いのか?/飲み忘れの場合は?
ピロリ菌は胃がんや胃潰瘍などの原因となることで知られています。
他にも胃痛など、胃の不調が起こる可能性もあります。
感染している場合には除菌することが大切です。
除菌する際の薬の使用時間についてお話していきましょう。
【ピロリ菌の除菌方法】
薬物療法によって行っていきます。
細菌を殺菌するものと胃酸の分泌を抑える薬を使用して行っていきます。
胃酸の分泌を抑えるもの…ランソプラゾール、オメブラゾール、エソメプラゾールなど
細菌の繁殖を抑える…アキモシシリンなど
ピロリ菌に対して…クラリスロマイシン、メトロニダゾールなど
以前は別々に処方されることがほとんどでしたが、現在っではランサップ400など、1回分がまとまったものも処方されています。
これらの薬を使用して行っていきます。
【薬の飲み方】
・1日2回 時間は朝夕
・合計7日間
この間は飲酒や喫煙も控える期間となります。
しかし、必ず成功するわけではありません。
1回目失敗した場合には2回目、3回目に失敗すれば3回目と行っていきます。
1回目の成功率は75%と言われていますが、現在では90%とも言われ始めました。
時間を忘れて飲み忘れてしまった場合には注意が必要です。
【飲み忘れの注意点】
ピロリ菌除菌は朝と夕に飲むことがほとんどです。
しかしうっかりしてしまうと飲み忘れてしまうことがあります。
その場合の飲み方には注意点があります。
・飲み忘れた場合には気付いた時点でも服用しても良い
・気付いた時点でも良いが服用時間は5時間以上あける
・次飲む時間が5時間以内なら一回分はあける
ここで重症なことは処方されて「指示された量以上服用しない」ということです。
一度飲み忘れたからといって2回分飲むことは避けましょう。
その場合には1回分は飛ばして通常の時間に通常の量を服用することが重要です。
【薬を飲む時間は決まってなくてもいいのか!?】
ピロリ菌を除菌する薬には食前食後というのは決められていないことがほとんどです。
そのため、一定の時間に食事を摂っている人はいいかもしれませんが、どうしても不規則になってしまうこともあるかと思います。
食後の指定がない場合には決めた時間で飲みましょう。
【まとめ】
ピロリ菌の除菌中は薬を飲み忘れないようにすることが大切です。
成功率を上げるためにも飲酒や喫煙、カフェインなどは避けるようにしてしっかりと除菌を行いましょう。