ピロリ菌　除菌 薬 飲み忘れ

ピロリ菌が感染している場合には胃の病気のリスクが上がりますし、発症している場合には除菌を行わなくてはなりません。
代表的な病気は慢性胃炎です。
この胃炎から萎縮性胃炎を発症してしまうと胃がんを発症するリスクも上がりますので注意が必要です。

除菌をする際に薬を飲み忘れてしまうとどうなるのでしょうか？？

この菌を殺菌するのには抗生物質と胃酸を抑制するものを服用して行っていきます。
しかし必ず成功するわけではありません。
１回目で失敗すれば２回目、２回目失敗すれば３回目と行っていきます。

これには個人差がありますので断定的ではありませんが、１回目の成功確率は７０〜８０％、２回目だと９５％になると言われています。
薬の種類にもいくつかありますが代表的なものは、胃酸を抑制するランソプラゾール、細菌の発育を抑制するアモキシシリン水和物、抗菌作用のあるクラリスロマイシンです。
この組み合わせだと確率が上がるとも言われています。

これらを飲み忘れた場合には注意が必要です。
ピロリ菌の除菌は一日に２回、朝食後、夕食後に連続して１週間服用を続けます。
しかし飲み忘れることによって菌が耐性を持ってしまうことがありますので注意が必要です。

また飲み忘れたからといって、２回分まとめて飲むことはやめましょう。
出来る限り服用することを忘れないようにすることが大切です。
スマホなどのアプリでしっかりスケジュールを管理してもいいかもしれません。

飲むことを忘れた場合には次に飲む時間が近ければ１回分を抜かし、遠い場合には気付いた時点で飲むようにしましょう。
３種類服用しなければいけませんのでどれか１種類を飲み忘れないようにランサップなどのシートになっているものがお勧めです。

薬を服用する場合には飲み合わせが悪いものがありますので、他の病気で服用している場合には医師に相談するようにしましょう。
またお酒やたばこは失敗する確率が上がりますので注意が必要です。