ピロリ菌除菌後に口臭は改善する?/その原因と副作用について
ピロリ菌の除菌を行った後にはさまざまな副作用がある場合があります。
胸焼けや逆流性食道炎が起こることが多いです。
しかし口臭にも影響がある場合があります。
今回は口臭についてお話していきましょう。
【除菌後の副作用】
除菌中は発熱、下痢、味覚異常、軟便などの症状が起こることが多いです。
除菌後の場合には少し異なります。
除菌を行うとピロリ菌が完全にいなくなりますので胃の不調が改善されます。
そのため、通常よりも胃酸の量が多くなりますので胃酸過多になりがちです。
そうなると起こるのが逆流性食道炎です。
これは胃酸過多になることによって胃酸が逆流し食道を傷つけてしまいます。
それによって食道が炎症を起こします。
これを逆流性食道炎と言います。
胸焼けなどの症状が起こります。
【口臭との関係】
副作用をお話してきましたが、口臭とも関係しています。
なぜなら、口臭と胃というのは密接に関係しているからです。
ただしピロリ菌自体が影響して口が臭くなるということはあります。
あくまでもピロリ菌の影響によって胃が荒れてしまうと唾液の量が減ることがあります。
唾液の量が減ってしまうと口臭の原因となります。
これをドライマウスと言いますが、ストレスやタバコ、コーヒーなども関係していることがあります。
「口臭の原因」
・ドライマウス
・口の中が清潔でないことによるもの
・体調不良や病気などによるもの
この3つが大きな原因となることがほとんどです。
ピロリ菌の場合には体調不良や病気にあたります。
胃炎や胃潰瘍などの病気を発症していても口臭がきつくなることがあります。
風邪だけでもなる可能性があります。
【まとめ】
ピロリ菌を除菌した場合には口臭がなくなることがあります。
それは上記のように胃に何らかの不調が出ている場合に起こる症状です。
除菌を行うことによって改善する場合があります。
しかし、除菌後も改善されない場合には他の原因がある可能性がありますので専門家に相談しましょう。