ピロリ菌 陰性 胃癌

ピロリ菌検査で陰性の場合、胃癌との関係性は??

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ピロリ菌に感染していても症状が出ないことも少なくありません。
しかし検査結果が陽性である場合には注意が必要ですので、そこについて詳しくお話していきましょう。
日本の人口の50%が感染していると言われています。
ピロリ菌は胃の中に生息する細菌で、胃の中で悪さを働きます。
簡単に説明すると胃の中というのは強い酸性となっています。
強い酸性の中では通常細菌は住むことが出来ませんが、胃酸を中和することによってアンモニアで体を守ることによって生息することを可能にしています。
このアンモニアが胃の粘膜を傷つけてしまい、胃痛の原因となり胃炎の症状を繰り返してしまいます。
そうなると慢性胃炎となってしまいます。
この「慢性胃炎」が胃癌のもととなることがあります。
慢性の胃炎から萎縮性胃炎を発症して、さらに発展してしまった場合に発症します。
そのため胃癌の予防となるのは胃が萎縮する前、すなわち若い人が除菌することが大切になります。

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ピロリ菌が原因となって胃癌へと発展する確率は年間で0.4%と言われています。
これを計算すると30年で12%になる計算ですので、数字としては高いと考えられます。
胃が萎縮している胃炎の程度が強い場合には注意が必要ということになります。
これの検査はABC検査というものがあります。
この菌の有無を調べるIgG抗体検査とペプシノゲン検査を組み合わせて行い、結果はA〜D群に分けられます。
IgG抗体検査とは感染している場合には身体の中に抗体が出来ますのでそれを調べる検査です。
ペプシノゲン検査というのは胃粘膜が萎縮しているかを調べられる検査となっています。
上述したとおりに萎縮していれば胃癌となる確率は高くなりますのでペプシノゲン検査の結果が陰性である場合には発症する可能性は低いと考えら、陽性であれば注意が必要といえます。
A群が一番低く、D群が発症する可能性が高いです。
ピロリ菌の抗体検査が陰性で胃の萎縮が陰性の場合には最も胃がんのリスクは低いと考えられます。

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