ピロリ菌除菌の検査時間はどれくらい?最も素早く行えるのは…!
ピロリ菌はヘリコバクターピロリと言われる菌で胃潰瘍、十二指腸潰瘍、慢性胃炎などを発症することがあり、胃がん、胃MALTなどのリスクが上がります。
人から人へとうつる可能性は低いですが感染している場合にはしっかりと除菌を行うことによって病気のリスクを下げることが出来ます。
そのためには検査を行う必要があります。
今回は検査にかかる時間についてお話していきましょう。
種類によって結果が出るまでの期間というのは異なります。
主なピロリ菌検査方法としては2種類あります。
内視鏡を使用するもの、内視鏡を使用しないものに分けられます。
内視鏡を使わない方法
・尿素呼気試験…呼気
・血中抗体測定法…血液
・尿中抗体測定法…尿
・便中抗原測定法…便
方法の後ろに記載したものが検体(調べるもの)になります。
内視鏡を使用する方法
・迅速ウレアーゼ試験
・鏡検法
・培養法
この3つは内視鏡で胃の粘膜を採取して行います。
このように分けることが出来ます。
これらはそれぞれ結果がでる期間は異なりますが検査にかかる時間はほとんど差がありません。
しかし1つの検査で分からなければ2つ行う場合もあります。
それではそれぞれ見ていきましょう。
「方法…時間→結果が出るまで」この順番に記載しています。
・尿素呼気試験…約20分→数分
・血中抗体測定法…数分→10分〜3時間
・尿中抗体測定法…数分→10分〜3時間
・便中抗原測定法…約1分→10分
・迅速ウレアーゼ試験…約15分→20分〜2時間
・鏡検法…約15分→結果2、3日
・培養法…約15分→5日〜7日
このようになっていますが一般的に多く行われているのは尿素抗体試験が広く行われています。
ピロリ菌検査を行うための薬を飲んで20分後に吐いた息の中の二酸化炭素濃度を調べます。
ただし胃炎や胃潰瘍を発症している場合には内視鏡にて行う場合も多いようです。
これらの試験は除菌前に行うことが出来ますが除菌後に行えるものは尿素呼気試験と便中抗原測定法のみとなります。
試験自体のスピードも素早く行え、かつ結果もすぐに出るのもこの2つになります。
時間を気にされる場合には尿素呼気試験を行う、もしくは自宅で行える検査キットもおすすめです。
まずは病院で行っている方法と時間を確認してみましょう。