ピロリ菌 除菌後 胃酸過多

ピロリ菌除菌後に胃酸過多の原因と対処方法

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ピロリ菌というは胃炎や胃潰瘍などのリスクが上がります。
現在の感染状況は減少傾向にありますが幼少期を上下水の整っていない世代の50歳以上の人の多くが感染していると言われています。

 

除菌後に胃酸過多の原因はどのようなことが考えられるのでしょうか??

 

 

ピロリ菌というのは胃に住み着く菌になります。
そのため胃腸に何らかの不調が出ることが多いです。
感染中には胃炎や胃潰瘍を発症する可能性があると言われています。

 

なぜならピロリ菌が作り出す酵素によって胃の粘膜を分解し、胃の中のバランスが崩れてしまい胃炎や胃潰瘍を起こします。
酵素というのはウレアーゼと言われ、胃の中で生息するために進化したものだと言われています。

 

本来、胃の中は強い酸性ですので生物が生息することは出来ないと考えられていました。
しかし研究の末に発見されたのがピロリ菌です。
ウレアーゼを身体から放出することによって尿素を分解しアンモニアを作り出し胃の中で生息できるようになっています。

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この酵素によって感染していると胃酸の分泌が抑えられていると考えられています。
そのため除菌後に胃酸の分泌量が増えて胃酸過多の状態になってしまいます。
これは除菌後の副作用として逆流性食道炎がありますが、大きく関係しています。

 

逆流性食道炎というのは胃酸が多くなることによって胃酸が食道へと逆流し食道が炎症を起こしてしまう病気です。
基本的に一過性(一時的)な症状ですので短期間で治ると言われています。
逆流性食道炎の症状は下記のものになります。

 

・胸焼け…胸の焼けるような痛み
・呑酸…口の中に酸っぱいものがこみ上げてくる
・他にも胃もたれ、胃痛、喉の違和感など

 

このような症状が起こります。
また胃酸過多によってげっぷや吐き気などの症状が起こる場合もあります。
このように除菌後には副作用が出る可能性があります。

 

症状が出た場合には早めに病院を再度受診しましょう。
市販の薬を使用する場合には胃酸の分泌を抑制するものを使用しましょう。
ドラッグストアなどで購入する場合には薬剤師に相談することも大切です。

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